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iPhone8の売上はあまり期待できないとドイツ銀行が予測!

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今年秋に発売が見込まれている10周年記念プレミアムモデル「iPhone8」は大幅なデザイン刷新や買い替え需要が相まってかなりの売上が期待されています。

ただ、これに対して否定的な見方も。

ドイツ銀行のアナリストらはこうした予測について、「iPhone8」への期待が高すぎると考えているようです。

iPhone8への高まる期待に対して「楽観的」と批判

ドイツ銀行のアナリストであるシェリ・スクリブナー氏、アドリエンヌ・コルビー氏、ジェフリー・ランド氏は、投資家向けに公開したメモにおいて、「スーパーサイクル(iPhoneが劇的に売れるサイクル)」の根拠について、「2018年度と2019年度のiPhoneの売上の成長率に投資家はがっかりするだろう」とのコメントを記載していました。

彼らドイツ銀行の3人のアナリストらは、現在市場を席巻している「iPhone8」への期待に対して「楽観的すぎる」とし、現在Appleが直面しているスマートフォン市場の現状についての理解が足りないと批判しています。

というのも、彼らによれば「iPhone8」の楽観的観測は

①スマートフォンの成熟市場の飽和状態
②買い替えサイクルの長期化
③中国におけるAppleのシェア縮小と競争率の激化
④中古市場の成長

を無視したものであるとのこと。

2015年度は本物のスーパーサイクルだった?

ドイツ銀行のアナリストらは、「iPhone6」「iPhone6 Plus」が発売された翌年となる2015年度(会計年度)は本物の「スーパーサイクル」だったと述べています。

その理由については、Appleが初めて大型ディスプレイ搭載のiPhoneを発売したことと、China Mobileが新たにキャリアとしてiPhoneを取扱い始めたことが重なって起きたと考えているようです。

ドイツ銀行のアナリストらは、「2015年度のiPhone出荷台数は2億3,100万台でピークを迎え、Appleはそれ以来このレベルを繰り返すことができていない」とコメントしています。

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現在スマホ市場は飽和、成長率も緩やかに

ドイツ銀行のアナリスト3人によれば、現在スマホの買い替えサイクルの多くは約2.7年であり、2015年度に購入した人の買い替え時期は2018年度に当たります。

そこから単純に、2015年に購入したiPhoneユーザー達が全員買い換えると仮定して計算すると、2018年度のiPhone売上台数は約2億3,100万台となりますが、現在ウォール街の予測出荷台数は2億4,400万台となっており、この数字を1,300万台も上回っています。

現在出荷されているスマホの65%が300ドル(約33,000円)以下の製品であり、スマホ市場は飽和状態に近づいていることを考慮すると、新規に1,300万台のiPhoneを購入する層がどこにいるのかが不明だ、というのが彼ら今回の主張の根拠となっています。

特に次期「iPhone8」はかなり高額になるという噂もありますし、熱心なiPhoneユーザーたちが全員買い替えることすら危ういですし、格安スマホの指示層が次期「iPhone8」に移行するとも考えにくいですね。

さらに、現在のスマホ市場の成長率は2015年当時と比べかなり緩やかになっています。

真新しい機能が出尽くした感はありますね。コアなユーザーは毎年iPhoneの新機能を楽しみにしているかもしれませんが、他人と連絡を取る、調べ物をする、ゲームを楽しむ、写真撮影を楽しむといった普通の使い方をしている人が大多数だと思いますし、今後さらにスマホ市場の成長率は緩やかになっていくのではないでしょうか。

価格の高騰は需要低下を招く

「iPhone8」の価格については、さまざまな機能がプラスされるプレミアムモデルであるため、これまでの噂では1,200ドル(約13万7,000円)を超えると言われています。

これについて、ドイツ銀行のアナリストらは「一般的には価格が上がれば需要は下がる」と指摘し、「いくら期待の高いモデルとはいえ、大幅な値上げに関わらず需要が伸びるというのはほぼ考えられない」と断言しています。

Source:Business Insider
(yorimorishima)

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