MVNO SIM いわゆる格安SIMはiPhoneでも使えます。Apple Storeで販売されているSIMフリーの iPhoneを購入すれば格安SIMを使うことができるのです。もちろん、ドコモ、au、ソフトバンクで契約している iPhoneでもSIMロック解除をすれば使えるのが格安SIM。実際に格安SIMを数社使ってみた経験から新型iPhoneでも使いたい格安SIMを厳選して紹介したいと思います。
iPhoneで使う格安SIM のメリットとデメリット
最初に確認しておきましょう。新型iPhoneで使える格安SIMもメリットとデメリットがあります。
格安SIMのメリット
格安SIM(MVNO SIM)を iPhoneで使うメリットは毎月の支払額が安いということです。実際のところ、キャリアのプランと格安SIMのプランによっては、新型iPhoneの本体価格が高いため、 本体の代金を含めると格安というほどは安くならない場合もあるのですが、キャリアで契約するよりも支払額は確実に抑えることができます。
※支払額の差については「新型 simフリーiPhoneXRの価格と格安SIM LINEモバイル mineoでの運用例」の記事に書きました。参考にしてください。
格安SIMを使う大きなメリットは、自分の好きな会社、自分にとってメリットがあるサービスを扱っている会社のSIMを手軽に使えることです。
サービスが気に入らなければ他の格安SIMに切り替えることができます。MNPで番号を移動する場合は、使用時期によって手数料がかかる場合がありますが、それも12ヶ月まで。キャリアのように2年縛りではありません。自分にあったSIMに切り替える負担が格安SIMは少ないのです。
データ通信が3GB、通話はあまりしないというのであれば、新型iPhoneの本体代金を加えた毎月の支払額は圧倒的に格安SIMの方が安くなります。
格安SIMのデメリット
iPhoneに限らずSIMフリーのスマホで使う格安SIMはキャリアメールが使えません。
留守番電話はオプションになっているMVNOの会社がほとんどなので、留守番電話をつけると300円オプション料金が必要になります。
LINEの年齢認証、ID検索ができません。ただし、LINEモバイルは可能です。
※格安SIMは通信の品質がキャリアと比べて落ちると言われていますが、実際に使用してみると極端に落ちるというわけではありません。昼時になると通信速度が落ちているなと感じることもありますが、普通に使えています。
格安SIM(MVNO SIM) ソフトバンク回線も取り扱うようになった
現在、格安SIM(MVNO SIM)の会社も多くなりました。しかし、キャリアも安いプランを投入するなど対抗しています。今後は格安SIMの会社も淘汰されてサービスが良い会社が残っていくでしょう。
そのサービスの1つが、ドコモ回線、au回線に加え、ソフトバンク回線を取り扱うことです。代表的なMVNOの会社のmineoとソフトバンク傘下に入ったLINEモバイルでソフトバンク回線のサービスが今年の夏展開されました。今までドコモの回線が多かったのですが、auとソフトバンクの回線も選べる状況になり、MVNO 格安SIMも次のステージに入りました。
新型iPhoneでも使いたい格安SIM おすすめMVNO 4社
今iPhoneで格安SIMを使うならこれがオススメという4社をご紹介します。
※記載価格は記事執筆時の価格です。価格はすべて税抜き表示です。
トリプルキャリアに進化したmineo
au回線の格安SIMとして最初に登場したmineoの特徴はこのようなものがあります。
ソフトバンク回線取扱い開始!
au回線で始めたmineoのサービス。そのあとドコモ回線も扱うようになり、9月にはついにソフトバンク回線も開始してトリプルキャリア対応になりました。au,ドコモの料金体系は同じですが、ソフトバンクはちょっとだけ高くなっています。
フリータンクが助かる
フリータンクはユーザーのパケット貯蔵庫です。フリータンクに余ったパケットをためておくと、足りなくなったユーザーがそのパケットを使うことができるシステムです。助け合いの精神で成り立っているユニークなサービスです。
マイネ王はユーザーのためのコミュニティ
mineoの特徴がユーザーコミュニティ「マイネ王」の充実ぶりです。フリータンクもここから利用できるし、スタッフブログ、Q&A、掲示板 等情報が満載です。mineoのユーザーのために情報を提供しつつ、ユーザー同士のつながりがもてるシステムもユニーク。掲示板は読むだけでも楽しいです。
回線の速度も速い方ですし、なによりトリプルキャリアに対応している格安SIMは多くないですから、自分の使いたいキャリアのMVNO SIMが使えるのは大きなメリットです。
mineoの利用料金
月額利用料金は以下のようになります。
一番高速通信が少ない500MBのプランがあり、これなら700円から790円。音声通話がついて1,400円から1,750円です。
500MBのプランは実際にメインの新型iPhoneで使うには少ないので、3GBか6GBを選択するのが現実的です。
ユーザーのサポートが厚く、交流が盛んであり、フリータンクで月末にパケットがなくなってしまっても救済処置があるmineoは一押しです。
MMD研究所の「2018年9月格安SIMサービスの利用動向調査」においてmineoは総合満足度1位です。
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ダブルキャリアのMVNO 老舗IIJmio
IIJmioはMVNOの初期のころからサービスインしている会社で老舗の位置です。また、 iPhone 5,5sのiOSのバージョンアップ時にmineoのAプランが通信不可能になったときに、構成プロファイルを提供したことをきっかけにして、au回線が再び使えるようになったことなどから玄人という印象です。
IIJmio自体もドコモ回線に加えてau回線も取り扱うようになりました。ただし、IIJmioのau回線はiPhone側がSIMロック解除していないと使えないので注意が必要です。
IIJエンジニアによる公式ブログ「テクログ」がマニアック
新型iPhoneで格安SIMを使うということだけであれば、そこまでの知識は全く必要はありません。でも、IIJmioの特徴は深い情報を提供してくれるというところです。IIJmio公式ブログ「テクログ」の内容は深くて濃いので通信系のテクノロジーに興味がある人にとってはとても興味深いブログです。
IIJmio meetingが年に4回開催
MVNO初心者から上級者まで対応するトークイベントが年間4回開催されています。ユーザー向けのトークイベントを開催しているMVNOは珍しいです。
2つのお得なかけ放題
IIJmioの音声通話みおふぉんダイアルは珍しく3分間無料通話がついているプランを用意しています。他の格安SIMの無料通話は5分間が最小です。そして10分間が格安SIMの無料通話のスタンダード。でもIIJmioは「家族間は10分以内 誰とでも3分以内」の無料通話がついたオプション料金600円のかけ放題を用意しています。
短い通話がメインでよくかけるという人はのかけ放題が最適です。
IIJnioの利用料金
こちらがの月額料金一覧です。
大容量オプションがあるので、20GB、30GBの大容量もオプション料金を追加すれば使えます。20GB 3,100円 30GB 5,000円です。
目立った特徴はないのですが、格安SIMの初期からサービスを提供し続けているIIJmio。大きな不満点もないことから、iPhoneで安心して使い続けられる格安SIMです。
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ワンコインの格安SIM LINEモバイル
LINEモバイルもソフトバンク回線の取扱を開始しました。ソフトバンク回線はドコモ回線よりもちょっと割高になるのですが、LINEモバイルはドコモ回線と同額です。一番安いプランは500円のLINEフリープラン。これは安い。
LINEフリープラン500円から
1GBのデータ通信専用のSIMでSMSはつかないプランです。とにかく安く回線を保持したいという場合はLINEモバイルが最適です。
データ容量が1GBといってもLINEフリープランはLINEを使ってのトーク、通話がデータ消費0になるので、1GBといってもすべて高速パケット分を消費するわけではありません。LINE中心のコミュニケーションが多い人はどんなに使っても速度制限にならないLINEフリーは強い味方です。
ここが、LINEの格安SIMの大きな特徴であり、アピールポイントです。
Twitter Facebook Instagram データ消費0のコミュニケーションフリープラン
LINEだけではなく、Twitter Facebook Instagramのデータ消費が0カウントになるコミュニケーションフリーはSNSの利用が多い人に向いています。主要なSNSが対象だし、データ容量も3GBから10GBまで選択可能です。
LINEミュージックがデータフリーなMUSIC+プラン
LINE Twitter Facebook Instagramのデータ消費が0カウントになるデータフリーに加えて、LINE MUSICもデータフリーになるプランです。データの消費を気にすることなく音楽を楽しむことができて、なおかつSNSもデータフリー。データ容量も3GBから10GBまでカバー。LINE MUSICをヘビーに使う人はMUSIC+プランがいいですね。
LINEモバイルはSNSヘビーユーザーにとって最強 格安SIM
データ容量を使い切っても、また、通信速度制限がかかってもデータフリー対象サービスの通信速度は落ちないのが大きなメリットです。どんなときでもSNSは速度低下なしで使いたいというのぞみを叶えてくれる格安SIMがLINEモバイルです。
LINEモバイルだからこそLINEアプリの年齢認証・ID検索に対応
ドコモ au ソフトバンクと同じように、LINEアプリの年齢認証に対応しているのは格安SIMではLINEモバイルだけ。ここがとても大きなメリットです。また、ID検索で友だちとLINE交換ができるのが素晴らしい!
格安SIMでできないLINEの年齢認証とID検索。これができるのはLINEモバイルだからこそ。フルにLINEを使いこなすための格安SIMはLINEモバイルだけです。
LINEモバイルの利用料金
月額利用料金がこれです。
ソフトバンク回線も選択できて料金はドコモ回線と同じ。そして、LINEやその他のSNSサービスがカウント0になるLINEモバイルは魅力的な格安SIMです。
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通信速度が安定 満足度も高いau回線のUQモバイル
UQモバイルはau回線を使っている格安SIMです。とにかく回線の速さには定評があります。
通信速度が安定しているUQモバイル
MMD研究所の「2018年9月格安SIMサービスの利用動向調査」においてUQモバイルはデータ通信速度の満足度1位です。
KDDIがバックボーンなので、他の格安SIMと比べてau回線は速く安定しています。また、速度もそうですが、全時間帯で通信が安定しています。
UQモバイルはキャリアメールと同等のMMSが使える
格安SIMはキャリアメールが使えないので、PCアドレスを使うとブロックされる確率が高くなります。でも、UQモバイルはキャリアメール同等のMMSを使うことができるので、そのような心配は要りません。
auかんたん決済に対応
UQモバイルはアプリやデジタルコンテンツを購入したときに月々の通信料金と合算して支払うことができるauかんたん決済に対応しています。
UQモバイルの利用料金
14ヶ月目から月額利用料金が増額になります。
UQモバイルはプランの数は少ないですが、その分悩まなくてすみます。「スマトク割/長期利用割引」「イチキュッパ割」適用時の価格なので、1年過ぎて14ヶ月目からプラス1,000円になるのが注意点です。
通信回線の速度と安定度を重要視するならUQモバイルです。
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新型iPhone SIMフリーモデルならすぐに使える格安SIM
SIMフリー新型iPhoneなら厳選4社の格安SIMをすぐ使うことができます。格安SIMの会社はたくさんあるのですが、上記4社はそれぞれ特徴があり、サービスも良いものを提供してくれています。
格安SIMは縛りが少ないため、使いたいSIMをキャリアより簡単に切り替えることができます。また、大容量のデータ通信も用意されているので、ヘビーに使っても大丈夫です。SIMフリー新型iPhoneに格安SIMを使い、コストをおさえてiPhoneを楽しむのもいいですね。以上おすすめ格安SIM MVNO 4社のご紹介でした!
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[資料参照:MMD研究所]
(nishiyama082)